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2009年3月13日

安心安全食品ガイド

 ちょっと面白い本を見つけたので、2人で読んでみました。

「安心安全食品ガイド」


 ひと昔前に社会現象を巻き起こした「買ってはいけない」シリーズに似ていますが、切り口が真逆です。あちらが黒(失礼!)だとするとこちらは白、って感じかな? 黒の方は特定の商品を挙げてそれのどこが悪いかを掘り下げていましたが、白の方は、いい商品を挙げてそれのどこがいいのかに焦点を当てている印象です。特定商品というより、カテゴリー別になっているのもわかりやすいです。



 要するに、私たちがいつもこだわっている「無添加」「有機」「無農薬」「昔ながらの製造法」「正しい製造法」などを踏まえて選ぶとこうなる、というものですね。市販されている食品の裏や後ろには「原材料」が書いてある欄がありますが、そこからその商品の素性を読み取って選ぶための簡単な目安がまとめてあるんです。

 嬉しいのは、高価なものが必ずしもいいとは限らない、特別な店に行かなくても、安価なものでも安心して食べることの出来る商品はたくさんある、というスタンスで書かれていることです。たとえこだわって作られたいいものであったとしても、いたずらに不安をあおり他をけなすような書き方をされては、あまり嬉しくないですもんね。

 ちなみにこの本は、昨年の暮れに実際に都内のスーパーを回って店頭にあった商品をピックアップし、それを元に構成されているようです。なので、東京基準の地域性が若干あるように思いました。たとえば砂糖の項目。天然の砂糖と合成の甘味料がごっちゃに書かれていたのも気になりましたが、挙げられていた砂糖が全てさとうきびが原料のものばかりだったので、なるほどなと思うと同時に、ちょっと寂しくもなりました。

 私たちが暮らしている北海道では、砂糖の原料になるビート(=甜菜、砂糖大根、植物的にはホウレンソウに近い。生食用はあの赤いビーツです)という作物を作っていて、精製したものも未ざらしのものも砂糖といえばてんさい糖なのです。マクロビ的考えで行くと、砂糖は体を激しく冷やすものとされていますが、これはおそらく南国で取れるさとうきびを原料にした砂糖だからではないか、と。だからてんさい糖なら、精製した砂糖であってもそんなに体を冷やすことはないんじゃないかと思うんです。まあ、身土不二の考えからも、自分が暮らしている場所の近くで取れたものを食べるのが、理にかなっていて体にもいいらしいので、内地の方がさとうきびの砂糖を取るのは、それで正解なんだと思いますけどね。

 あと、商品を選ぶ基準というか項目的なものが、商品ごとにまとめられているんですが、その厳しさぐあいがものによって随分ばらつきがあるなーとも思いました。私たちの感覚では、えらく厳しい条件を付けられていると感じるものもあれば、随分甘くしたんだなと感じるものもありました。まぁ、これは私たちのこだわり具合がちょっと変わっているかもしれないので、ご参考までにと言ったところです。

 食の安全が問われる事件が立て続けに起こり、加えて先の見えにくい長引く不況下にあって、今までは食品全般を買うときに「裏」や「後ろ」を気にしなかった人も、そういうことに興味を持つ機会も増えるでしょう。また、そうなっていかないと、馬鹿で無言の消費者相手なんだから何をやってもいい、みたいな倫理観の低いメーカーがまた出てきちゃうんじゃないですかね。

 一消費者としての声は、ごくごく小さくて、世の中を動かすことなんて到底出来そうにありません。でもそんなちっぽけな自分ですけど、「買う」「買わない」という形でオトシマエをつけることはできると思うんですね。自分なりの尺度で良いと思ったものはとにかく買い続ける、そうやって意思表示していくことはできると思うんです。それによって、自分の体が調子よくなったりするなら、嬉しいじゃないですか。そしてそれが集まれば、大きな声にだってなるんですよ。

 というわけで、ちょっとだけ食品の「裏」や「後ろ」に興味を持った方にぜひ一読を薦めます。出来るならこれ1冊を鵜呑みにしないで、いろんな話を見て聞いて自分なりの価値観みたいなものを持つ取っ掛かりになるといいですね。知ってて選ぶのと、知らずに選んでいるのとは、似ているようで全然違いますから。巻末の、「安心安全食品の選び方食品別持ち歩き早見表」が結構便利です。

 ややこしい話を長々と書きましたが、単純に読み物としても面白かったですよ。すでに知っていた話もたくさんありましたが、知らなかったこともあります。中でもチョコレートの話は「へー!」でした。週末にでも明治の板チョコ買ってこよう。それに、とりあえずイオンが近くにあるからグリーンアイを押さえておけばそこそこイケルかなー、みたいな。なんかそんな感じです。死ぬまで毎日続くことだから、ごはんのことは、少しずつでも大切に考え続けて行きたいですね。

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