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2004年12月27日

育てる財布

 かつて販売の仕事をしていた時、鞄や靴など革製品も扱っていましたので、
かなり「いいもの」を見たり触れたりする機会に恵まれ、本当に目が肥えました。
 なので未だに、その手の物を買うときは妥協が出来ず、歯がゆい思いをします。
値段やブランドイコール「いいもの」では、決してないんですよね。
 5年程前、ダーリンにプレゼントした財布は、バッファローカーフのもの。
以前私も小銭入れを持っていて、10年使ってさすがにファスナーが壊れましたが、
持ち主の手の脂を吸いつつ、使うほどにどんどんいい色に育つものです。
 そして最近、自分用の財布を買いました。これは、やっとめぐり逢えた感じがする、
「ソメスサドル」という、北海道にある馬具メーカーの商品です。
 ぐるっとファスナーで開く部分に2つ折り札入れがついた物と、
ミニ6穴システム手帳と財布が一体になった物。どちらもほぼ私の理想の形に近く、
ヌメ皮の素材感もお気に入り。これも私の脂で育つ素材です。楽しみです。
 いくらブランドの柄が入ろうと、私にとって合皮は合皮、全く魅力を感じません。
持ち主と共に育ち、いずれは朽ちて一緒に土に還る。天然素材はだから好きなんです。

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コメント

「目が肥える」って本当にそうですね。
以前、「質屋さんに奉公に行ったら、最初は日がな一日金塊を見つめているのが修業。」というのを読んだ事があります。(質屋さんは本物を見分けなければなりませんもんね。)
「いいもの」を見極める目は、やはり「いいもの」を見るしかないのだと、納得した覚えがあります。

持ち主と共に「育つ」という発想も、cueさんならでは。と、大いに感じ入りました。

投稿: nanbu | 2004年12月28日 午前 10時36分

ちなみに、毛糸屋さんで2年ほどアルバイトをしたことがありまして、ニットに関してもかなり目が肥えております。
なので、高いセーターが買えません。特にDC系ブランドのもの。本当~に、ひどい糸使ってますよ、悲しくなるくらい。編む手間は同じなのに、だったら本当にいい糸を使った方が絶対にいいのに。

努力と経験は才能に勝つ、と信じています。仕事で写真も撮るのですが、中学以降の若い頃、毎日山のように見たファッション誌が、こんなに役に立つとは思いませんでした。とにかく好きなものは、やたらめったら見るに限る、絶対に身になります。

投稿: cue | 2004年12月28日 午後 06時51分

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