不惑について
最近『不惑』という言葉の意味が、ちょっとだけ分かってきた気がします。
思えばこれまでの人生は、成長…成熟しない自分に常に歯がゆさを感じていました。
恋愛も進学も、結婚も就職も出産も、自分はまだその域に達していないから、と
遠ざけたり足踏みしたり、見ない振りをして通り過ぎてきました。
何のためらいもなくそうしている仲間たちが、羨ましく不思議でした。
ずっと年齢不祥で通してきましたが、さすがにここに来て、肉体の衰えを感じます。
平均寿命まで生きるなら折り返し地点。「今まで」より「これから」の方が短い。
無駄な努力や我慢など、している時間が勿体無く思えてきます。
世間一般で考えて、20歳そこそこで結婚しすぐ子どもが出来たと考えると、
その子から手が離れるのが大体40歳過ぎ、でしょうか。
そろそろ更年期の始まりでもありますよね。生殖の必要がなくなる頃です。
つまり、すべての煩悩やしがらみから解き放たれ、
いよいよ本当に自分がやりたかったことに没頭できる時が来たということなのです。
これから何をしたいのか、すべきなのかを、40年かけて自分で捜す。
それこそが、四〇にして惑わず、の真意だったのかなぁ、なんて考えるのです。
« アクリルたわし | トップページ | 無添加手作り化粧水 »
ああ、不惑。
僕ももうすぐそんな年令になります。
僕は子供が出来るのが遅かったから、
「自分のことに没頭」
出来るには、あと17年。
60近くになってますね。
僕の父も、僕と同じ年令で第一子を授かっていますので、
きっと僕と同じような心境だったのでしょう。
僕が結婚して子供も出来て、
彼にしてみれば、老後と不惑が同時に来た(笑
って感じなのかも。
投稿: ま | 2004年8月 2日 午後 07時35分
私が30歳まで実家でのほほんとしていたものだから、
うちのぱぱりんもそんなことを考えていたのかもしれないです。
まあ、彼は彼なりに、けっこう人生を楽しんでいるようで、
近々ここでも、彼が撮った花の写真を
アルバムでupする予定です。
私がHPを持とうと思ったきっかけのひとつが、
彼の写真を公開したいから、なんですよね、実は。
投稿: cue | 2004年8月 3日 午前 02時21分