小さな針仕事
きっかけは、ちょっとしたアクシデントでした。
さあ今日こそやるぞと腹をくくって引っ張り出したミシンに不具合が発生し、
それは後日修理にもって行くからいいとしても、
このままでは、明日仕事にはいていくズボンがない、という事態に陥り、
仕方なく手縫いですそ上げをやる羽目になったのです。
重いお尻を上げるまでは時間がかかりますが、元々針仕事は好きですし、
やってしまえば実は楽しい作業なので、なんとなく手縫い欲に火がついたようです。
次は、以前から気になっていた大きなタオルケットに目をつけました。
実はこれ、ダブルサイズで地が厚く、肌触りも抜群なんですけど、
ボリュームがありすぎて洗濯機に入れたら回るのがやっとの状態で、
しかも折り返した端の部分が厚過ぎるため、干しても1日では乾かないんです。
折り返しの部分は、先に解いて薄くしてありましたが、全体の大きさは変わりません。
いっそのこと切って小さくして、別の用途にしようかと前から考えていたのでした。
たまたま持っていたコットンの手編み糸を毛糸のとじ針に通し、
ぐるりを一折りして、ざくざくとブランケットステッチでかがっていきます。
生成りのタオル地に紺の糸で、なかなかかわいく出来上がりました。
こうすると、ほつれ止め効果もあって一石二鳥、わざとではないですが、
若干縫い目が不ぞろいなのもかわいいし、味があって我ながら気に入っています。
縫い物をするぞ! と構えてミシンを出してと考えたら、
大掛かりだし、きちんとしたものを作らないといけない気がして、ますます腰が上がりません。
でも手縫いなら、どうせ目は揃わないんだし、とかえって気楽にざくざく縫えました。
次は、以前からやろうやろうと思いつつ先延ばしになっていた、
ティーコージーでも作ろうかと考えています。
かえって手縫いのラフな感じのほうが、温かいものが出来そうな気がします。
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かわいいです!
ブランケットステッチって小学生の時に作ったフェルトマスコットを思い出します。
暖かい感じがしますよね。
私もミシン持ち上げて運んできて使いだすまでが億劫で・・・。
ミシン部屋があるといいけどな〜。
あ、アイロンがけするときもアイロン部屋があったらな、って思うわ。
家事室は憧れです。
投稿: らーらこ | 2007年3月 1日 午後 06時22分
懐かしいですね、フェルトマスコット、私もいろいろ作りましたよ。
今の子供たちも作ったりするのかしら?
家事室は、北海道の場合冬は使わない気がします。だって寒いから。
ストーブのある部屋にみんな集まって、お茶でも飲みながら、
縫い物したり本を読んだりうたた寝したりしていると、
唱歌に出てきた囲炉裏端の風景みたいで、好きです。
本格的に針仕事をするなら、狭くてもいい空専用の部屋がほしいんですけどね、
いろいろ出しっぱなしにできるし、刃物や針を気にしなくていいから。
でもやっぱり冬の間は、寒いからリビングに来てしまいます。
投稿: cue | 2007年3月 3日 午後 08時54分